NOSAIとは

NOSAIとはNOSAIのしくみ

農業共済制度

農業共済制度の概要

農業共済制度は、自然災害や病害虫などの予期せぬリスクから農業者を守るために設けられ、農業保険法に基づいた公的な保険制度です。
農家が直面する自然災害等による損害を軽減し、農業経営を安定させることを目的としています。

この制度は、日本の農業政策の一環として、国の補助を受けながら運営されており、農家が低コストで加入できる仕組みです。
NOSAIは、農業者が災害による経済的損失から保護されることで、持続可能な農業を支える重要な役割を果たしています。

制度の仕組み

被災した農業者の損失を保険の仕組みにより補てんしており、農業者があらかじめ掛金を出し合って共同準備財産を造成し、被害が発生した場合にはその共同準備財産から共済金を支払います。

国との間で保険関係を結ぶ二段階制による事業を実施しています。

農業共済制度の仕組み

収入保険制度

収入保険制度の概要

収入保険制度は、日本の農業者が自然災害や市場価格の変動などによって収入が減少した際に、その損失を補償する制度です。
この制度は、2019年から導入され、従来の作物や畜産物に対する個別の保険(農業共済)とは異なり、農業者全体の収入を対象としています。

収入保険制度の仕組み

NOSAIをサポートする組織

農家との連絡役とし「NOSAI部長」や損害評価を行う「損害評価員」など多くの人たちの協力でNOSAIは運営されています。

総代

組合員(農家)の代表で、総代会を構成し、予算や事業計画など運営に関することを決定します。

損害評価会委員

災害の損害評価や認定について調査審議し、評価地区ごとの均衡を図るため抜取調査を行います。

NOSAI部長

共済細目書のとりまとめ、損害通知の受理、その他日常の組合事務に関して、組合と組合員を結ぶ重要な任務です。

損害評価員

災害が発生したとき、現地でその損害を調査したり、善後処理などを行います。